Japanese
English
臨床報告
Meckel憩室内の迷入膵を先進部とした腸重積症の1例
A case of intussusception of Meckel's diverticulum with aberrant pancreas
多田 隆士
1,2
,
遠藤 秀彦
2
,
伊藤 達朗
2
,
菅井 有
4
,
根本 ひろ子
1
,
松野 伸哉
1
,
千田 修
3
,
盛合 薫夫
2
,
高山 和夫
4
,
斎藤 和好
1
Takashi TADA
1,2
1岩手医科大学第1外科
2岩手県立久慈病院外科
3岩手県立久慈病院小児科
4岩手医科大学臨床病理
pp.1021-1024
発行日 1990年8月20日
Published Date 1990/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900165
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はじめに
小児に発症する腸重積症の大部分は原因が不明であるが,Meckel憩室が発症原因となることがあり,また,Meckel憩室内の迷入組織が先進部として発症した腸重積症の報告もみられる.
今回われわれは,Meckel憩室内に迷入した膵組織を先進部とし,憩室が内翻した形式で発症した腸重積症の稀な症例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.
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