Japanese
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臨床報告
授乳期うっ滞性乳腺炎から乳腺膿瘍に至った症例の起炎菌についての検討
Investigation of causative bacteria in cases of mammary gland abscess from stasis mastitis during lactation
花井 雅志
1
Masashi HANAI
1
1せとかいどう花井クリニック
キーワード:
授乳期うっ滞性乳腺炎
,
乳腺膿瘍
,
MRSA
Keyword:
授乳期うっ滞性乳腺炎
,
乳腺膿瘍
,
MRSA
pp.703-708
発行日 2024年6月20日
Published Date 2024/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407214568
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要旨
授乳期うっ滞性乳腺炎の多くは患側での授乳や葛根湯などの内服,乳房マッサージで改善することが多い.しかしながら,乳腺膿瘍に至るまで悪化し,穿刺吸引や切開排膿を要する症例を時に経験する.当院では開院後8年9か月で授乳期うっ滞性乳腺炎から乳腺膿瘍に至った症例で穿刺吸引もしくは切開排膿を施行した症例を50例経験した.全例において膿汁の細菌培養を行っており,今回,その起炎菌について検討したので報告する.
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