特集 外科医必携 患者さんとのトラブルを防ぐためのハンドブック
扉
pp.245
発行日 2024年3月20日
Published Date 2024/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407214454
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日常診療においては,説明不足や合併症・後遺症の発生により,患者さんとトラブルになるばかりでなく,訴訟に至る場合も少なくない.このようなトラブルを未然に防ぐには,それぞれの局面において,どのような説明を行い,どのようなことを念頭において治療に当たればよいかをあらかじめ知っておくことが重要である.これまで多くの特集において合併症・後遺症予防について論じられてきたが,患者さんとのトラブルの原因は多岐にわたっている.合併症・後遺症がなくてもトラブルは発生するし,合併症・後遺症が発生しても適切な説明,対応がとられれば,多くの場合はトラブルには発展しない.
本特集では,合併症・後遺症の予防については簡単な記述にとどめ,それぞれの臨床局面において,患者さんとどのようなトラブルが発生しうるか,トラブルを防ぐにはどのように説明し,対応すべきであるかを中心に解説した.
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