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特集 外科医必携 緊急対応が必要な大腸疾患
緊急対応が必要な良性疾患
大腸憩室症(保存療法,手術療法)
Conservative and surgical treatment of diverticulosis of the colon
小田 豊士
1
,
山内 慎一
1
,
高岡 亜弓
1
,
花岡 まりえ
1
,
岩田 乃理子
1
,
絹笠 祐介
1
Toyoshi ODA
1
1東京医科歯科大学病院消化器・一般外科
キーワード:
大腸憩室症
,
抗菌薬加療
,
ドレナージ
,
手術
Keyword:
大腸憩室症
,
抗菌薬加療
,
ドレナージ
,
手術
pp.1309-1314
発行日 2022年11月20日
Published Date 2022/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407213944
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【ポイント】
◆高齢化や食生活の変化により本邦では大腸憩室症の患者は増えてきており,日常診療で大腸憩室症患者に遭遇する機会は多く,本疾患に対応できるスキルは外科医にとって必須である.
◆大腸憩室症には2017年にガイドラインが発表されている.本稿では,そのガイドラインに沿って,大腸憩室症に対する診療について解説する.
◆憩室出血は自然止血するものがほとんどではあるが,内視鏡的止血やIVRが必要となる症例も存在する.憩室炎は抗菌薬加療のみでは奏効せず,手術に至る症例や初診時から手術へ踏み切る症例もある.それぞれ実症例も紹介しつつ解説する.
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