Japanese
English
臨床報告・1
造影CTにより部位診断しえた大腸憩室出血の2例
Two cases of resection of colonic divenicula with massive hemorrhage diagnosed by contrast-enhanced CT
板野 理
1
,
馬場 秀文
2
,
渡辺 稔彦
3
,
神野 浩光
1
,
鈴木 文雄
1
,
三浦 弘志
4
Osamu ITANO
1
1共済組合連合会立川病院外科
2共済組合連合会立川病院放射線科
3日野市立総合病院外科
4慶應義塾大学医学部外科
キーワード:
大腸憩室症
,
下血
,
大腸切除
,
CT検査
Keyword:
大腸憩室症
,
下血
,
大腸切除
,
CT検査
pp.1283-1286
発行日 2001年9月20日
Published Date 2001/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904585
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はじめに
近年わが国における大腸憩室症は高齢化と食生活の欧米化により増加傾向にあり,注腸施行例の20%に認められるとの報告もみられる1).憩室からの出血も大腸憩室症の1〜4%程度といわれているが,欧米の10〜30%の頻度を考慮すると2)遭遇する機会は増えていると思われる.今回筆者らは造影CT検査にて出血部位を同定し,外科的切除を施行した大腸憩室出血の2例を経験したので報告する.
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