交見室
Covid-19流行中でも若手外科医を育てる
今村 清隆
1
Kiyotaka IMAMURA
1
1手稲渓仁会病院外科
pp.488
発行日 2021年4月20日
Published Date 2021/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407213327
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流行が長期化し,他者との出会いを制限され,先の見えない不安から疲労困憊している方が周りに増えている.特に医療従事者はストレスが多い.どの施設でも,密を避けるため勉強会は延期または中止となり,急を要さないという理由で定期手術は特に良性疾患を中心に減少している.Covid-19対応に追われ,指導医も後進を教えるための時間や気力を割けない.若手外科医は,ほかの施設へ手術見学に行くことも制限されている.そんな中でも次世代を担う外科医の教育を疎かにすることは,将来への確実な投資を怠ることとなる.
幸いオンラインを用いた教育が十分に可能な環境がすでに整っている.
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