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特集 外科医のための—悪性腫瘍補助療法のすべて
各論
乳癌の術前術後補助療法
Neoadjuvant and adjuvant therapy for breast cancer
山田 美紀
1
,
神野 浩光
1
Miki YAMADA
1
1帝京大学医学部外科学講座
キーワード:
サブタイプ分類
,
多遺伝子アッセイ
,
レスポンスガイド治療
Keyword:
サブタイプ分類
,
多遺伝子アッセイ
,
レスポンスガイド治療
pp.227-232
発行日 2021年2月20日
Published Date 2021/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407213274
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【ポイント】
◆乳癌の初期治療では臨床病理学的因子の情報をもとに,根治をめざして局所療法と全身療法を組み合わせた集学的治療を行う.
◆薬物療法として化学療法,内分泌療法,分子標的薬があり,サブタイプを考慮して治療を選択する.
◆手術を先行したとしても化学療法が必要と思われる症例では術前化学療法を行う.病理学的完全奏効(pCR)が予後因子となる場合がある.また,pCRを指標に術後治療を組み立てるレスポンスガイド治療について研究が行われている.
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