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特集 外科医のための—悪性腫瘍補助療法のすべて
総論
B型肝炎ウイルスの再活性化と対策
Reactivation of hepatitis B virus and strategy for prevention
伏木 邦博
1
,
山﨑 健太郎
1
Kunihiro FUSHIKI
1
1静岡県立静岡がんセンター消化器内科
キーワード:
HBV再活性化
,
化学療法
,
de novo B型肝炎
Keyword:
HBV再活性化
,
化学療法
,
de novo B型肝炎
pp.144-148
発行日 2021年2月20日
Published Date 2021/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407213260
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【ポイント】
◆HBV再活性化のリスクを有する化学療法を行うすべての患者に,治療前にHBs抗原,HBc抗体およびHBs抗体検査でスクリーニングを行う.
◆HBs抗原陽性の非活動性キャリア,およびHBV-DNA量が20 IU/mL以上の既往感染者に化学療法を行う際は,速やかに核酸アナログの投与を開始する.
◆HBV既往感染者では化学療法中に1〜3か月ごとのHBV-DNAモニタリングを目安とし,治療内容を考慮し間隔および期間を検討する.
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