特集 taTMEのすべて
扉
pp.515
発行日 2020年5月20日
Published Date 2020/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407212924
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直腸癌手術における重要な選択肢としてtaTME(trans anal total mesorectal excision;経肛門的全直腸間膜切除術)は昨今世界的な広がりを見せている.その大きな理由として腹腔鏡手術の課題であった骨盤深部での操作性に優れていることが挙げられ,taTMEによる手術成績向上が今後期待される.一方,経腹アプローチと異なる解剖学的なメルクマールの理解や,技術的なピットフォールが多々あり,近年の国際的な臨床試験から示されたように腹腔鏡下TMEは根治性の確保という観点からも決して容易な手術ではない.
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