Japanese
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特集 特殊な鼠径部ヘルニアに対する治療戦略
前立腺癌術後のヘルニアの特徴および治療戦略
Inguinal hernia after prostatectomy for prostate cancer:general outline and treatment strategy
長浜 雄志
1
,
野谷 啓之
2
,
中嶋 昭
2
Takeshi NAGAHAMA
1
1国家公務員共済組合連合会九段坂病院外科
2日産厚生会玉川病院外科
キーワード:
前立腺全摘術
,
鼠径ヘルニア
,
鼠径部切開法
,
腹腔鏡下修復術
Keyword:
前立腺全摘術
,
鼠径ヘルニア
,
鼠径部切開法
,
腹腔鏡下修復術
pp.1316-1322
発行日 2019年11月20日
Published Date 2019/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407212752
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【ポイント】
◆前立腺癌術後鼠径ヘルニアは下腹壁血管内側に高度の瘢痕形成を伴うJHS分類Ⅰ型ヘルニアであり,鼠径部切開法により修復することが可能である.
◆TAPP法を用いた腹腔鏡下修復も可能で一部の施設で行われているが,十分なTAPP法の経験を要する.
◆前立腺摘出術の詳細,特にロボット支援下手術や鞘状突起の離断処置などは鼠径ヘルニア修復手術の難易度に影響を与えるため,念頭に置いたほうがよいものと考える.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2022年11月末まで)。
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