FOCUS
外科新専門医制度の意義と展望
北郷 実
1
,
北川 雄光
1
Minoru KITAGO
1
1慶應義塾大学医学部外科
pp.98-101
発行日 2019年1月20日
Published Date 2019/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407212348
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はじめに
新専門医制度は,地域医療への影響が懸念され,当初の予定より開始が1年延期となり,2018年4月よりスタートした.この新専門医制度は,2013年4月に厚生労働省内「専門医の在り方に関する検討会」の答申が公表された後,2014年5月に新たな第三者機関である「一般社団法人日本専門医機構」が発足し,制度改革が急速に進められた.日本外科学会は,機構認定専門医が①公的な資格となる,②診療報酬上の加算・インセンティブの獲得に必要となる可能性などから,外科専門医が不利益を被ることがないよう配慮しつつ,新専門医制度に参画してきた.本稿では,外科新専門医制度の意義と今後の展望について述べる.
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