ひとやすみ・170
自分に合った癒しを持つ
中川 国利
1
1宮城県赤十字血液センター
pp.1338
発行日 2018年11月20日
Published Date 2018/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407212268
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- 文献概要
現代はストレス社会であり,とくに人間を相手とする臨床外科においては意に沿わないことも多々あり,ストレスが多い職場である.しかし多くの外科医はそれぞれ独自のストレス解消法を持ち,心の平穏を保っている.
ストレス解消法としては,旅行,飲食,読書,ペット,スポーツ,音楽など,さまざま挙げられる.確かに旅では新たな環境に自分を置き,未知との遭遇を楽しむことができる.また食べることは動物の本能であり,生きる活動力を得ることもできる.読書では他人が経験したことを疑似体験し,さまざまな感情を共感できる.さらに経験豊かな人生の達人には,酒や異性に癒しに求める人も存在する.酒は嫌なことを忘れ,昂揚感さえ生じさせる.また古今東西,異性の前では自己の魅力を誇示しがちであり,新たな情熱を醸成する.
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