Reduced Port Surgery—制限克服のための達人からの提言・7
RPSによる胆囊摘出術—needlescopic cholecystectomy
梅澤 昭子
1
Akiko UMEZAWA
1
1四谷メディカルキューブ きずの小さな手術センター 外科
pp.848-855
発行日 2018年7月20日
Published Date 2018/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407212098
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はじめに
○needlescopic cholecystectomyとは
reduced port surgery(RPS)のうち,トロッカーのサイズを減じた手術はneedlescopic surgeryと呼び,3 mm以下の径のトロッカーを使用すると定義されている1).したがって,厳密にはすべて2〜3 mmのトロッカーで行うのがneedlescopic cholecystectomyであるかもしれない.しかし標本の摘出を考慮して,腹腔鏡挿入のトロッカーは11 mm,エネルギーデバイスやクリップを使用するためのトロッカーは5 mmを用いるのが一般的であろう.したがって本稿では,11 mm,5 mmのトロッカーをそれぞれ1本,ほかの2本に2〜3 mmの器械を用いる4孔式の腹腔鏡下胆囊摘出術をneedlescopic cholecystectomyと呼び,これを解説する.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画(Flash形式)を見ることができます(公開期間:2021年7月末まで)。
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