Reduced Port Surgery—制限克服のための達人からの提言・2
総論—Needlescopic surgeryかSingle port surgeryか
多賀谷 信美
1
Nobumi TAGAYA
1
1獨協医科大学越谷病院外科
pp.220-224
発行日 2018年2月20日
Published Date 2018/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407211945
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はじめに
手術の低侵襲性の追求により腹腔鏡が導入され,腹腔鏡下手術が標準術式として普及した.さらなる発展の過程において,腹腔鏡による標準術式でのアクセスルートの皮膚切開径を小さくしたneedlescopic surgery(NS)1〜3)と,皮膚切開数を減らしたsingle port surgery(SPS)2)よりなるreduced port surgery(RPS)が台頭してきた.本稿では,標準的な手術手技と比較したうえでのそれぞれの利点および欠点を整理し,これらの使い分けと今後の展開について記述する.
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