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特集 がん治療医のための漢方ハンドブック
癌腫別 漢方の使い方
肝臓癌の周術期管理における漢方の応用
Clinical use of Kampo, Japanese herbal medicine, for the perioperative management of liver cancer
波多野 悦朗
1
,
佐藤 元彦
2
,
西田 広志
1
,
栗本 亜美
1
,
岩間 英明
1
,
末岡 英明
1
,
裵 正寛
1
,
飯田 健二郎
1
,
近藤 祐一
1
,
多田 正晴
1
,
中村 育夫
1
,
鈴村 和大
1
,
宇山 直樹
1
,
麻野 泰包
1
,
岡田 敏弘
1
,
藤元 治朗
1
Etsuro HATANO
1
1兵庫医科大学肝胆膵外科
2京都大学肝胆膵・移植外科
pp.958-963
発行日 2017年8月20日
Published Date 2017/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407211703
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【ポイント】
肝臓癌患者の周術期管理において,
◆術後肝不全が危惧される大量肝切除時には,門脈血流維持とbacterial translocation予防のために大建中湯が積極的に用いられている.
◆術後肝不全が危惧される大量肝切除時や術後高ビリルビン血症において,肝細胞保護効果と利胆作用を期待して茵蔯蒿湯が用いられている.
◆高齢者には特に,術後せん妄予防に抑肝散を術前より用いる.
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