手術トラブルを未然防止する12の行動特性・7
アクシデントに適切に対応する—アクシデント発生後の原因分析やリカバリーの取り組みが迅速である
石川 雅彦
1
Masahiko ISHIKAWA
1
1公益社団法人地域医療振興協会 地域医療安全推進センター
pp.1304-1307
発行日 2016年10月20日
Published Date 2016/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407211334
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●はじめに
外科手術の実施に際しては,術前・術中・術後にさまざまなアクシデントが発生する可能性があり,発生した場合には適切な対応の取り組みが求められている.本稿では,アクシデントに適切に対応することに関連して,外科医がアクシデント発生後に,さらにトラブルに発展することを想定し,事例がなぜ,発生したのかという原因分析や,リカバリー(復帰,回復)の取り組みを迅速に実施することが,患者への影響拡大の防止とトラブル発生の未然防止に資するということに焦点をあてて検討する.
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