ひとやすみ・141
我流の治療
中川 国利
1
1宮城県赤十字血液センター
pp.1069
発行日 2016年9月20日
Published Date 2016/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407211286
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- 文献概要
医師は医学知識があるだけに,独りよがりの治療を行いがちである.そして医師が患者となった際の想定外の行動に,主治医はしばしば翻弄され困惑する.骨折時に取った私の行動を,恥ずかしながら紹介する.
東京での学会出張中,下り階段で左足関節を捻り転倒した.あまりの痛みにしばし動けなかったが,ゆっくりと左足に体重をかけても痛みはそれほどではなかった.しかし足関節は膨らみ,著明な圧痛点を認めた.そこで単なる捻挫ではなく,腓骨遠位部骨折と自己判断した.
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