書評
—永井英司(編)—完全腹腔鏡下胃切除術—エキスパートに学ぶ体腔内再建法[DVD付]
黒川 良望
1
1四谷メディカルキューブ
pp.1513
発行日 2015年12月20日
Published Date 2015/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407211025
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完全腹腔鏡下胃切除術の体腔内再建法を詳解した胃外科医必携のバイブル
1991年に世界に先駆けてわが国で開発された胃がんに対する腹腔鏡下手術は,低侵襲手術術式として定着し,今まさに発展期を迎えている.腹腔鏡下胃切除術は,デバイスの進歩と手技の定型化により,若手外科医にも広く施行されるようになってきているが,複雑な再建方法や層を意識したリンパ節郭清など,他の腹腔鏡下手術と比べると決してやさしい手術ではない.胃切除は腹腔鏡下に行い,再建は小開腹下に開腹手術と同様の手技で行っている医師も依然として多いのが実情である.
この本は,この領域のエキスパート達によって共同執筆された,「完全腹腔鏡下胃切除術」,その中でも「体腔内再建法」に焦点を絞った単行書である.
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