特集 再発に挑む!—外科治療の役割
扉
pp.1059
発行日 2015年9月20日
Published Date 2015/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407210860
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治癒切除後であっても,癌再発は血行性,リンパ行性,局所,腹膜播種など多様な形式で起こりうる.大腸癌肝転移以外は,再発に対する治療方法は標準化されたものはなく,治療現場ではつねに悩ましいところである.特に技術的に切除可能と考えられる場合はことさらである.
外科切除を優先するのか,化学療法あるいは放射線療法を先行させるのか,あるいは集学的治療を考えるのか——本特集では,治癒切除後の再発に対する外科治療の役割にフォーカスをあわせ,治療現場の一助としたい.外科医魂をもって,簡単にあきらめる必要はないことが伝われば幸いである.
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