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特集 Neoadjuvant therapyの最新の動向—がんの治療戦略はどのように変わっていくのか
がん種別:術前補助療法の臨床的意義と今後の方向性
肝細胞癌に対するneoadjuvant chemotherapy
Neoadjuvant chemotherapy for hepatocellular carcinoma
田中 基文
1
,
福本 巧
1
,
具 英成
1
Motofumi TANAKA
1
1神戸大学大学院医学研究科外科学講座肝胆膵外科学分野
pp.838-843
発行日 2015年7月20日
Published Date 2015/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407210808
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【ポイント】
◆治癒切除可能肝細胞癌に対するneoadjuvant therapyとして肝動脈化学塞栓療法(TACE)が施行されることが多いが,いまだ再発予防,生存に対する有効性のエビデンスは実証されていない.
◆治癒切除困難・不能例ではdownstageを図り,切除可能とするための肝動注化学療法の試みがなされている.
◆肝細胞癌に対する肝移植では,術前治療によりミラノ基準内へdownstageすることの意義が報告されている.
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