Japanese
English
特集 胆道癌外科切除—再発防止のストラテジー
術前戦略
術前画像診断
Preoperative imaging diagnosis for biliary tract carcinoma
板野 理
1
,
雨宮 隆介
1
,
阿部 雄太
1
,
篠田 昌宏
1
,
北郷 実
1
,
八木 洋
1
,
日比 泰造
1
,
北川 雄光
1
Osamu ITANO
1
1慶應義塾大学外科
pp.12-17
発行日 2015年1月20日
Published Date 2015/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407210600
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【ポイント】
◆R0切除は治療成績の根幹にかかわる.MDCTを含めた画像診断技術の向上により,R0切除率・生存率の上昇が認められている.
◆胆管癌におけるMDCTの役割は大きく,減黄前に適切なMDCTを撮影できれば,進展度診断から切除術式の立案まで可能である.肝臓の3D画像は残肝容積の評価・切離ラインの理解に有用であり,主要脈管の3D画像は立体解剖の直感的把握,手術シミュレーションに適している.
◆減黄の際に必須となるERCPに引き続いてIDUSを行うことで,より正確な進展度診断・胆管の立体解剖の把握が可能となる.
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