Japanese
English
臨床報告
食道未分化癌の3例
Undifferentiated carcinoma of the esophagus: Report of three cases
今村 博
1
,
馬場 政道
1
,
田辺 元
1
,
吉中 平次
1
,
福元 俊孝
1
,
島津 久明
1
,
清水 誠一郎
2
,
佐藤 栄一
2
,
吉田 愛知
3
Hiroshi IMAMURA
1
1鹿児島大学医学部第1外科
2鹿児島大学医学部第2病理
3鹿児島大学医学部第1病理
pp.1223-1228
発行日 1989年9月20日
Published Date 1989/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407210451
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はじめに
食道に原発する悪性腫瘍の大多数は扁平上皮癌であり,未分化癌の占める頻度はごく低率である.しかし,この組織型の食道癌は悪性度が高く,早期に遠隔転移を起こしやすい特徴をもち,また有効な治療法も確立されていないため,その予後は一般にきわめて不良である.これまでに著者らは,このような食道未分化癌の3症例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.
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