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特集 膵臓の外科—up to date
膵移植と人工膵
Pancreatic transplantation and artificial pancreas
野澤 真澄
1
,
大津 一郎
1
Masumi NOZAWA
1
,
Ichiro OTSU
1
1明海大学歯学部外科
pp.73-80
発行日 1989年1月20日
Published Date 1989/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407210262
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膵移植と人工膵は,1型糖尿病の細小血管症の予防,進行阻止と患者のquality of lifeの向上を目指したものである.欧米では,ここ22年間に1,500例以上の膵臓移植が行われ,成績も年ごとに向上している.最近は膵腎同時移植が主流を占め,1年graft生着率は70〜80%に達している.今回,膵臓移植の現況とその手技,graftの採取,免疫抑制,血管合併症からみた適応などについて概説した.ついで長期血糖制御を目的とする植込み型人工膵に向けての現状と臨床応用の可能なベッドサイド型人工膵を用いての自験例について紹介した.
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