Japanese
English
臨床報告
手術および術後補助化学療法により,経過良好な,alpha-fetoprotein産生縦隔胚細胞腫瘍の1例
A case of mediastinal germ cell tumor with elevation of alpha-fetoprotein, successfully treated by operation and adjuvant-chemotherapy
大嶋 隆
1
,
猪野 睦征
1
,
橋口 勝敏
1
,
奥野 一裕
2
,
綾部 公愨
3
,
前田 公
4
Takashi OHSHIMA
1
1大村市立病院外科
2大村市立病院内科
3長崎大学医学部第1外科
4長崎大学医学部第1病理
pp.689-692
発行日 1988年5月20日
Published Date 1988/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209999
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
胚細胞腫瘍は本来,生殖器にみられる腫瘍であるが,縦隔・後腹膜などにも発生する.縦隔原発例は予後が極めて不良な場合が多く長期生存例は少ない,今回α-fetoproteinが著明な高値を示し,心嚢・胸壁・肺に浸潤した症例で,手術・化学療法により,術後1年8ヵ月を経過した症例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.
Copyright © 1988, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.