Japanese
English
臨床研究
下肢血行再建におけるin-situ saphenous vein bypassの経験
Experience with in-situ saphenous vein bypass for infrainguinal arterial reconstruction
桜井 恒久
1
,
仲田 幸文
1
Tsunehisa SAKURAI
1
,
Yukifumi NAKATA
1
1愛知県立尾張病院血管外科
pp.1113-1118
発行日 1987年6月20日
Published Date 1987/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209755
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はじめに
大伏在静脈を一部分のみ遊離することによつてby-pass graftとして用いる,いわゆるin-situ saphenousvein bypass(以下in-situ bypassと略)には多くの利点があることは従来より報告されている.しかし,本邦においては未だこの術式は一般的なものとなつておらず,その報告も少ない.われわれは下肢の血行再建においては,最近このin-situ bypassをその術式の第一選択としており,今回はその手術手技の概要および臨床経験とともに手術手技上の問題点の要点につき考察を加える.
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