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特集 外科医のための超音波応用診断手技
超音波内視鏡診断のテクニック—食道・胃
Technique of the endoscopic ultrasonography; esophagus and stomach
吉中 平次
1
,
島津 久明
1
,
森藤 秀美
1
,
馬場 政道
1
,
中塩 一昭
2
,
渋江 正
2
Heiji YOSHINAKA
1
1鹿児島大学医学部第1外科
2鹿児島大学医学部第2内科
pp.569-576
発行日 1987年5月20日
Published Date 1987/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209683
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現在,超音波内視鏡診断装置には電子リニアとラジアル走査があり,いずれも脱気水充満法とバルーン法が可能である.内視鏡としての機能はほぼ完全に備えている.したがつて手技や読影上大切なことは,常に超音波検査としての基本的な認識を念頭におくことである.高周波数の探触子を用いているだけに,焦点域が狭く,減衰も強い.癌の壁深達度・浸潤範囲・リンパ節転移診断,粘膜下腫瘍の診断など,食道・胃における超音波内視鏡の有用性は大きい.診断体系において正しい評価をえるために,個々の症例について十分に検討を加えていく必要がある.
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