今月の主題 一般内科診療に役立つ消化器内視鏡ガイド―コンサルテーションのポイントから最新知識まで
上部消化管の内視鏡診療
【診断】
食道病変の内視鏡診断
幕内 博康
1
1東海大学医学部消化器外科
pp.1046-1049
発行日 2009年7月10日
Published Date 2009/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103962
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ポイント
●つかえ感,胸やけ,胸痛,しみる感じ,などがあったら食道の内視鏡検査を行う.
●頭頸部癌,腐蝕性食道炎,肝硬変の症例には内視鏡検査を行う.
●食道癌ではヨード染色,NBI・拡大内視鏡,EUSなどが必要である.
●Barrett腺癌の診断はNBI・拡大内視鏡,インジゴカルミン染色,クリスタルバイオレット染色が行われる.
●食道のびらん・潰瘍の良・悪性の鑑別は,ヨード染色の“毛羽様濃染像”やNBIの黒色変化で再生上皮を証明すれば良性である.
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