Japanese
English
臨床報告
腹部超音波検査にて診断しえた急性輸入脚閉塞症の1例
A case of acute afferent loop obstruction diag-nosed by ultrasonography
佐々木 真理
1
,
柳澤 融
1
,
時田 博
2
,
藤沢 義久
2
,
小野田 英雄
2
,
加藤 紘一
3
,
鈴木 忠
4
Makoto SASAKI
1
1岩手医科大学医学部放射線科
2小野田病院外科
3小野田病院内科
4小野田病院放射線部
pp.547-551
発行日 1987年4月20日
Published Date 1987/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209681
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はじめに
急性輸入脚閉塞症は胃切除後に稀に生ずる重篤な合併症であり,早期の外科的治療が必要とされている.本症は急性膵炎に類似した病態を示すため.しばしば診断に苦慮するが,最近,本症の診断に対する超音波検査,CTの有用性が注目されている.
今回,われわれは腹部超音波検査にて急性輸入脚閉塞症と診断でき,早期に手術しえた1例を経験したので報告する.
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