Japanese
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特集 頸部腫瘤の臨床
診断と治療の実際
甲状腺疾患
Practical aspects of thyroid surgery
藤本 吉秀
1
Yoshihide FUJIMOTO
1
1東京女子医科大学内分泌疾患総合医療センター外科
pp.515-522
発行日 1987年4月20日
Published Date 1987/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209673
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甲状腺疾患の頻度はかなり高いが,患者は自覚症状がほとんどないため訴えることが少なく,またこの疾患に関心のない医師は診察時に見逃すことが多い.甲状腺の触診は,要領を会得すれば5秒間ですむ検査であり.これで外科治療を必要とする甲状腺疾患のほとんどすべてが検出される.
甲状腺に何らかの異常があると分つたとき,甲状腺機能検査,自己抗体の検査,甲状腺の形態学的検査の3方向から検査を行う.今日手術前に病理組織診断までつく時代になつた.
病名と疾患の進行度が分れば,おのずから治療方針は決まつてくる.あとは上手な保存的治療あるいは上手な外科治療が待つている.
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