Japanese
English
臨床報告
遺残坐骨動脈瘤破裂の1治験例
A case of a ruptured persistent primitive sciatic artery aneurysm
佐原 達也
1
,
加藤 量平
1
,
長谷川 恒雄
1
,
内木 研一
1
,
数井 秀器
1
,
土岡 弘通
1
Tatsuya SAHARA
1
1愛知医科大学第2外科
pp.1723-1727
発行日 1986年11月20日
Published Date 1986/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209586
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はじめに
下肢動脈の発生段階において,胎生3ヵ月まで下肢の血行を担うのは,膀動脈,内腸骨動脈に連続する坐骨動脈であり,これが遣残した例が遺残坐骨動脈である.一般に,浅大腿動脈は未発達で,下腿以下はこの動脈により血行を受けることが多い.本症の臨床例の報告は本邦で約10例と少ない.我々は,遺残坐骨動脈瘤破裂の1例を経験したので報告する.
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