Japanese
English
臨床報告
潰瘍性大腸炎の術後,空腸に壊死性動脈炎を伴つた1剖検例
A case of necrotizing angitis associated with ulcerative colitis
加藤 光保
1
,
沢井 高志
1
,
京極 方久
1
,
伊東 正一郎
2
,
望月 福治
2
,
斎藤 善広
2
,
林 哲明
2
,
山崎 匡
2
Mitsuyasu KATO
1
1東北大学医学部第1病理学教室
2仙台市医療センター
pp.1221-1226
発行日 1986年7月20日
Published Date 1986/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209501
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はじめに
潰瘍性大腸炎(以下UC)は,その病因として免疫異常も考えられている疾患であるが,合併症として血管炎を伴つたとする報告は少ない.今回,われわれは重症のUCで死亡した患者で,剖検時空腸に壊死性動脈炎を認めた症例を経験したので,その成因について,若干の考察を加えて報告する.
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