講座 腫瘍マーカー—適応と限界・8
小児外科における腫瘍マーカー
土田 嘉昭
1
1国立小児病院外科
pp.1717-1719
発行日 1985年12月20日
Published Date 1985/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209207
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はじめに
腫瘍マーカーの測定は小児悪性腫瘍の診断ならびに治療上非常に重要である.一般に,小児悪性腫瘍における各種腫瘍マーカーの陽性率は成人の悪性腫瘍の場合に比し著しく高率であり,これは一つには小児における腫瘍:体重比が成人におけるそれよりもより大であるためと考えられている.以下,小児外科領域で用いられる各種腫瘍マーカーについて述べ,最後に各腫瘍別にこれら腫瘍マーカーの発現度をまとめることとしたい.
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