講座 腫瘍マーカー—適応と限界・4
甲状腺癌
金子 源吾
1
,
宮川 信
1
,
菅谷 昭
1
,
飯田 太
1
1信州大学医学部第2外科
pp.1103-1105
発行日 1985年8月20日
Published Date 1985/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209091
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はじめに
近年,各種の腫瘍マーカーが開発され,悪性腫瘍の診断・治療効果の判定等に臨床応用されている.われわれは甲状腺癌の臨床病期,組織型あるいは治療効果の判定に,血中Thyroglobulin(TG),CEA,Tissue polypeptide antigen(TPA),免疫抑制物質(Immunosuppressive substance:ISS)の測定を行つており,今回これらの成績を中心に甲状腺癌における腫瘍マーカーの有用性と限界について考察した.
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