Japanese
English
臨床報告
術前超音波検査を施行した原発性虫垂腺癌の1治験例
Appendiceal adenocarcinoma:report of a case with special reference to preoperative ultra-sonic diagnosis
香川 潔
1
,
丸山 英太
1
,
那須 安典
2
Kiyoshi KAGAWA
1
,
Eita MARUYAMA
1
,
Yasunori NASU
2
1鳥飼病院外科
2鳥飼病院内科
pp.565-567
発行日 1985年4月20日
Published Date 1985/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208996
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はじめに
虫垂に対する超音波検査は,1981年Deutschら1)により報告されて以来,多くの施設でなされるようになつた.これは不必要な手術を可及的にさけ,かつ重症例を客観的に評価する方法として有用であり,今後各施設でも日常的に行われるべき検査ではないかと考える.
今回我々は,急性虫垂炎症状をもつて発症した原発性虫垂癌の1例に,術前の虫垂超音波検査により,病変の形態学的所見を得,これに基づいて計画的に手術を行いえたので若干の文献的考察を加えて報告する.
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