画像診断 What sign?・24
"shotgun" sign
佐藤 豊
1
1聖マリアンナ医科大学放射線科
pp.395
発行日 1985年3月20日
Published Date 1985/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208967
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"shotgun" signは1)前回の"parallel channel" signとならんで超音波による閉塞性黄疸の診断に役立つ所見である.肝門部の超音波検査において腹側から背側にむかつて肝管,門脈,下大静脈が3つの管腔構造として観察され,時に肝管のさらに腹側に肝動脈が描出される.正常例では肝管の径は門脈の径よりも細いが,閉塞性黄疸症例で胆管拡張がおこるとこれらの径がほぼ同じになり,二連銃の銃身のように,2つの管腔が並走するようになることから"shotgun" signとよばれる.
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