Japanese
English
臨床報告
免疫組織化学的検討によつて確定診断した胃RLHの1例
A case report of reactive lymphoreticular hyperplasia of the stomach diagnosed by the immunohistochemical method
原 俊介
1
,
松波 英寿
1
,
加納 宣康
1
,
雑賀 俊夫
1
,
松原 長樹
1
,
小山 明宏
2
,
本間 光雄
2
,
小山 登
3
,
森 一郎
4
Shunsuke HARA
1
1国立東静病院外科
2国立東静病院放射線科
3小山消化器医院
4東海大学医学部病理
pp.127-130
発行日 1985年1月20日
Published Date 1985/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208922
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はじめに
胃のreactive lymphoreticular hyperplasia(以後胃RLH)は現在良性病変として広く理解されているが,良・悪性境界領域病変と思われるものも多々見られ,実際には悪性リンパ腫との間に明らかな一線を画することの出来ない場合も少なくない.われわれは,いわゆる表層拡大型胃悪性リンパ腫との鑑別が困難であり,切除標本に対し酸素抗体法を用いた免疫組織化学的検討を行つた胃RLHの1例を経験したので報告する.
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