Japanese
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特集 最近の経腸栄養法と外科
実施法—器具,器械および投与法
A guide to system management of total enteral nutrition
遠藤 昌夫
1
,
松井 淳一
1
,
棚橋 達一郎
1
,
羽金 和彦
1
,
勝俣 慶三
1
,
阿部 令彦
1
Masao ENDO
1
1慶応義塾大学医学部外科
pp.33-41
発行日 1985年1月20日
Published Date 1985/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208906
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成分栄養法の導入を契機に外科領域における経腸栄養法が再び注目され,経腸的高カロリー栄養法という領域の確立にまで発展した.各種の新しい栄養剤の開発と共に,その投与法にも多くの改良が加えられている.本稿では与えられたテーマに従い,完全経腸栄養法における栄養剤の投与経路,投与法およびその管理を実施するために開発された経腸栄養用の器具,器械について解説を試みた.
栄養剤の投与経路における特徴は,経鼻十二指腸あるいは空腸内投与法の普及であり,そのための各種のチューブが工夫されている.栄養投与のための消化管瘻の造設では,tube jejunostomyが賞用されるようになつた.また栄養剤の注入システムの管理は静脈内輸液管理法に近づいており,より正確な注入法が可能になつた.
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