Japanese
English
臨床報告
異時性に両側発症した閉鎖孔ヘルニアの1例および本邦報告例の統計的検討
Metachronous bilateral obuturator hernia: report of a case and review of the literature
宮田 潤一
1
,
米山 桂八
1
,
固武 健二郎
1
,
原 彰男
1
,
林 亨
1
,
吉井 昭夫
2
,
古明 地智
2
Jun-ichi MIYATA
1
1伊勢原協同病院外科
2伊勢原協同病院内科
pp.1641-1644
発行日 1984年11月20日
Published Date 1984/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208875
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はじめに
閉鎖孔ヘルニアは,高齢のやせた多産婦に好発する比較的まれな疾患である.術前診断が困難で,嵌頓による腸閉塞のため緊急手術を行い,はじめて診断される例がほとんどであり,手術死亡率も高い.
本症は,1724年De Ronsil1)により初めて報告され,本邦においては,1926年川瀬2)の初例報告以来,約200例の報告がなされている.
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