特集 〔Q & A〕術中トラブル対処法—私はこうしている
迷走神経切離術
〈付〉不完全迷切を避けるために
大久保 高明
1
1大久保病院外科
pp.773-775
発行日 1984年6月20日
Published Date 1984/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208669
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
全幹迷切(total truncal vagotomy T.V),選択的胃迷切(selective gastric vagotomy S.V.),選択的近位迷切(selectvie proximal vagotomy S.P,V.)いずれの術式を行うにせよ,迷走神経の解剖を熟知の上,迷切術を施行し,不完全迷切を避けねばならない.再開腹例や,極度の肥満症例では,特に確認困難な場合があるので注意を要する.不完全迷切を避けるため各術式を簡単にのべ,注意すべき点を列挙したい.
Copyright © 1984, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.