Japanese
English
臨床報告
化学・塞栓療法(Chemo-embolization)後3年3ヵ月生存中の切除不能肝癌の1例
A patient with unresectable hepatocellular carcinoma successfully treated with chemo-embo-lization:presently alive 3 years and 3 months after the treatment
梅下 浩司
1
,
岡村 純
2
,
門田 守人
2
,
黒田 知純
3
,
桜井 幹已
4
Koji UMESHITA
1
1箕面市立病院外科
2大阪大学医学部第2外科
3大阪大学放射線科
4大阪大学病院病理部
pp.413-417
発行日 1984年3月20日
Published Date 1984/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208594
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はじめに
今日,切除不能肝癌に対しては経カテーテル動脈塞栓療法(TAE)が広く行われている.われわれは,数年前より,TAEに動注療法を組合わせて行う化学・塞栓療法Chemo-embolizationを行つている.今回われわれは,Chemo-embolizationによつて3年3カ月生存中の1例を経験したので報告する.なお,本症例の一部は,1981年に報告した1).ここでは,一部重複するが,前回に報告したうち主要な事項を抜粋して記載した.
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