Japanese
English
臨床報告
高熱が持続し,大量下血をきたしたCrohn病(急性電撃型)の1例
A case report of Crohn's disease with massive melena (Fulminant type)
中山 真一
1
,
坂門 一英
1
,
武井 信介
2
,
吉田 浩樹
2
,
北川 晋二
3
,
黒岩 重和
4
Shinichi NAKAYAMA
1
1国立療養所福岡東病院外科
2国立療養所福岡東病院内科
3九州大学医学部放射線科
4九州大学医学部第2病理
pp.265-269
発行日 1983年2月20日
Published Date 1983/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208248
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はじめに
Crohn病に対する外科治療は,主にその合併症に対するものであり,従つて待期的手術が大半を占めている.われわれは最近,下痢,下腹部鈍痛などを訴え来院し,入院後高熱が持続し,大量の下血を発症したために,緊急手術を余儀なくされた電撃型と思われるCrohn病の1例を経験したので,若干の考察を加えて報告する.
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