Japanese
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特集 よくみる肛門部疾患診療のポイント
肛門手術の麻酔法
Anesthetic management in anorectal surgery
竹馬 浩
1
Hiroshi CHIKUBA
1
1チクバ外科・胃腸科・肛門科病院
pp.39-44
発行日 1983年1月20日
Published Date 1983/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208212
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はじめに
肛門手術は狭い視野の中でデリケートな操作を要求されるが故に,その麻酔法の選択にあたつては
(1)十分な肛門括約筋の弛緩
(2)確実な無痛効果と安全性
(3)肛門部の所見ができるだけ正確な状態で把握できること
などを考慮に入れなければならない.
従来,肛門手術の麻酔に関しては,局麻か腰麻が比較的無批判に行われ,手術時間や手術体位との関連において,より安全で合理的な麻酔法の選択に対する関心が不足している感があるようだ.
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