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特集 よくみる肛門部疾患診療のポイント
知つておきたい肛門の病態と生理
Patho-physiology of the anus
坂部 孝
1
Takashi SAKABE
1
1日本大学医学部第3外科
pp.17-22
発行日 1983年1月20日
Published Date 1983/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208209
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はじめに
臨床外科医の日常診療において,肛門疾患に対しては多種多様な治療法が行われているのが現状であるが,生命に直接関係するような重篤な疾患がほとんどないので,ややもすると軽視されがちであるのも事実である.
肛門疾患と常に密接な関連を有しているのは排便であるから,少なくとも排便によつておこる生理的変化とそれによる種々の病態とを理解して,肛門疾患の診断にあたることは重要であると考える.
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