外科医のための臨床輸液問答・9
栄養輸液
長谷川 博
1
,
和田 孝雄
2
1国立がんセンター外科
2慶大医学部内科
pp.1693-1699
発行日 1982年11月20日
Published Date 1982/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208178
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1.その背景
和田 最後に,いまお話にも出た栄養輸液のことです.栄養輸液の本もたくさん出ていますが,一般の人を少し恐ろしがらせているという面があるように思うんですが….厚いりつぱな本が出ると,却つて非常にやりにくくなつてしまうというか,学問的な感じがして近づきにくいような感じがするんですけれども,そのへんのところで実用的な考え方をもう少し論じてみたいと思います.
私はたまたま素人なものですから,高カロリー輸液は一体どうなつているんだろうと思つてちよつと調べてみたんですけれども,要するに,普通の人が経口でとつている量を入れてやろうという考え方ですね.
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