Japanese
English
臨床研究
Malignant atrophic papulosis(Degos disease)の1例—本邦報告例と新しい治療法について
Malignant atrophic papulosis :Report of a case with special reference to review and new method of treatment
八木田 旭邦
1
,
石川 貴久
1
,
伊藤 久
1
,
小野 美貴子
1
,
北島 政樹
1
,
立川 勲
1
,
相馬 智
1
,
林 至
2
,
中條 知孝
2
,
長島 正治
2
Akikuni YAGITA
1
1杏林大学医学部第1外科
2杏林大学医学部皮膚科
pp.977-983
発行日 1982年6月20日
Published Date 1982/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208063
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はじめに
Malignant atrophic papulosis1)は,Degos病とも呼ばれているが,極めてまれな疾患で,欧米も含めて80数例の文献的報告をみるのみである.
主として,皮膚と腸管が特異的に冒され,腸管の穿孔による腹膜炎で死亡する難治性疾患である.本症は原因不明の疾患で,その治療法も見出されていない.われわれはウロキナーゼおよびProstaglandin I2が,臨床的に有用であるとの示唆をえたので,文献的考察を加えて報告する.
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