Japanese
English
特集 レーザーと外科
レーザーの内視鏡への応用—適応と限界
色素レーザーによる診断と治療
消化器
Dye laser endoscopy for diagnosis and treatment of digestive cancer
奥田 茂
1
,
三村 征四郎
1
,
大谷 透
1
,
今西 清
1
,
竜田 正晴
2
,
一居 誠
2
,
三嶋 博昭
3
,
石黒 信吾
4
Shigeru OKUDA
1
1大阪府立成人病センター第3内科
2大阪府立成人病センター研究所2部
3大阪府立成人病センター情報企画室
4大阪府立成人病センター病理
pp.509-516
発行日 1982年4月20日
Published Date 1982/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407207933
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はじめに
レーザーは今世紀最大の発見の一つに数えられ,光学器械である内視鏡への応用は無限であるといつても過言ではなかろう.既にYagあるいはアルゴンレーザーの強力なエネルギーによる蛋白・熱凝固作用は緊急内視鏡による止血法あるいは腫瘍・結石・異物などの新しい破壊方法として実用化の段階に入つている.
私達は発振するエネルギーは小さいが任意の波長を得ることができる色素レーザーを内視鏡に応用し,波長の特性を利用して癌の新しい診断ならびに治療の方法を開発することを目的として研究をすすめている.色素レーザーは最近ようやく実用化したもので諸外国でも内視鏡への応用は未だなされていない.
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