Japanese
English
特集 食道静脈瘤手術
シャント手術の適応と術式
左胃静脈下大静脈吻合術
Operative procedure and indication of left gastric venous caval shunt
小林 迪夫
1
,
若杉 健三
1
,
武藤 庸一
1
,
井口 潔
2
,
別府 知茂
2
Michio KOBAYASHI
1
1大分医科大学外科
2九州大学医学部第2外科
pp.207-213
発行日 1982年2月20日
Published Date 1982/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407207890
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はじめに
左胃静脈下大静脈吻合術とは,門脈圧を下降させずに食道静脈瘤の圧のみを選択的に下降させる選択的シャント手術の概念を具体化したもので,1967年,著者の一人,井口の考案になるものである1)−5).現在まで,われわれは肝硬変症例を中心に200余例に本術式を施行し,すでに術後10年以上の長期例の検討も果し得ているので,ここに本術式の手術適応,手技,治療成績についてとりまとめ報告したい.
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