特集 膵炎診療のControversy
鑑別診断をめぐる問題点
Q & A
斉藤 洋一
1
,
関田 幹雄
1
,
杉原 順一
1
,
田中 龍彦
1
,
宇佐美 真
1
Yoh-ichi SAITOH
1
1神戸大学医学部第1外科
pp.1529-1537
発行日 1981年10月20日
Published Date 1981/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407207805
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Q.急性膵炎の(確定)診断におけるアミラーゼ測定の意義は?
膵病変によつて血液や尿中に出現あるいは増減するもののうち,傷害膵から血中に逸脱する膵酵素は膵病変の存在を示唆する一つの指標となる.Wohlgemuthの業績により血液,尿のアミラーゼの測定が比較的簡便に行なわれるようになり,以来アミラーゼは膵疾患の診断に繁用され,急性膵炎や慢性膵炎の急性増悪にさいして欠かすことの出来ない検査法となつている.
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