Japanese
English
臨床報告
最近経験した胆道拡張症の1例—Alonso-Lej Ⅱ型本邦15報告例の分析
A case report of choledochal cyst with an analysis of Alonso-Lej Ⅱ type 15 cases reported in Japan
梅本 光明
1
,
洲崎 兵一
1
,
衛藤 俊二
1
,
北川 正明
1
,
諏訪 寛
1
,
細井 英雄
1
,
新明 紘一郎
1
,
広瀬 誠
2
Mitsuaki UMEMOTO
1
1横須賀共済病院外科
2横須賀共済病院小児科
pp.1307-1310
発行日 1981年8月20日
Published Date 1981/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407207776
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はじめに
胆道拡張症は外科的療法によつてのみ治療が可能であることから,本邦小児外科領域における重要疾患の一つとなつている.本邦の症例は,世界の報告例の2/3以上を占め,日常時折遭遇する疾患である.本邦では,1905年佐久間1)の報告以来,小林2)(1965年)が244例集計しており,田所3)らの1,209例(1966〜1978年)を加えると,1,453例になる.1,209例のうち,Ⅱ型は22例(1.8%)であつた.われわれは最近,胆道拡張症(Alonso-Lej Ⅱ型)の一症例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.
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