Japanese
English
臨床研究
豊胸術後のマンモグラフィー
Mammographic appearance of augmentation mammaplasty
峯 博子
1
,
前田 学
1
,
鈴木 宗治
1
,
井上 善弘
2
Hiroko MINE
1
1東京医科歯科大学医学部放射線科
2三井記念病院放射線科
pp.1285-1293
発行日 1981年8月20日
Published Date 1981/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407207773
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はじめに
形成の目的で乳房に異物を挿入あるいは注入する豊胸術の歴史は古く,特にわが国ではその症例数も非常に多数にのぼつている.豊胸術のX線所見について,山崎ら1)および小出ら2)は注入物質がradiolucentである群とradiopaqueである群とにわけて記載しており,典型例については見誤まることはない.しかし井上ら3)の報告にもみられるように,豊胸術後乳房には複雑なX線所見を呈するものも決して少なくない.われわれは1975年4月から1980年11月までに東京医科歯科大学および三井記念病院において46例の豊胸術後のマンモグラフィーを経験し,興味ある知見を得たので報告する.
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